都留文科大:男性教授、カラ出張 不正受給分を返還 /山梨
毎日新聞 2012年3月6日(火)11時53分配信
文部科学省の調査で全国の大学などで不正経理が判明した問題で、県内でも都留文科大文学部の男性教授が昨年3月、カラ出張を行っていたことが分かった。男性教授は既に不正受給分を返還し、1月に依願退職した。
同大によると、この元教授は昨年4月、実際には出張していないにもかかわらず「3月中旬に関西地方に出張した」と虚偽の報告書を提出。大学が支給する学術研究費として1泊2日分の宿泊費と交通費計5万2020円を不正受給した。
同8月に文科省から調査の指示を受け、大学側が元教授に宿泊施設の領収書などを提出を求め、発覚した。元教授は調査に「東日本大震災直後で余震が心配になり、出張をやめた」と話したという。【山口香織】
3月6日朝刊